マイクロカテーテルとは

当社は今まで主に循環器領域のカテーテルを研究開発・製造・販売してまいりましたが、新しい領域でのカテーテルとして世の中にだしたのが、このマイクロカテーテルです。

このマイクロカテーテルは主に、腫瘍への薬剤注入による動注化学療法、血管奇形や瘤などへの血管塞栓術の治療に利用されています。当社が現在販売しているものの多くは、現在、腹部領域に主に使われています。

腹部領域の治療の主なものといえば、肝細胞癌への血管内治療です。太ももの付け根の動脈からマイクロカテーテルを挿入した後に、肝臓の動脈まで誘導し、癌病巣部に抗ガン剤を注入したあと、動脈からの癌病巣部への栄養供給路をゼラチン状のもので詰めて、遮断する治療を行います。つまり、癌を兵糧攻めにしてしまおうという治療法です。これを動脈塞栓術(TAE)といいます。

その他の用途として、先天的に動脈と静脈が絡まりあってできてしまった血管奇形(AVM)、外傷が原因のひとつでもある動脈と静脈が短絡路、いわゆる動静脈瘻(AVF)を形成して起こる血管障害に対する治療や、血管にできた瘤を塞栓物質で詰めてしまう治療が主な用途となります。また最近では、外科的な治療手段が第一選択であった女性特有の疾病である子宮筋腫の治療にもマイクロカテーテルが応用され、低侵襲な治療として認知されつつあります。

これまでの市販製品の特徴として、多量に薬液を投与できるタイプ(造影能強化型)と、血管の末梢部分まで届くタイプ(選択的アプローチ型)の二種類がありましたが、 TMPのマイクロカテーテルはその両方の特性を併せ持つハイブリッドタイプであり、多くの症例に対応できることが強みとなっております。